ここ数年、プロジェクトのPM(プロジェクトマネージャー)を担当することが多い。
数十個のプロジェクトを経験する中で、スムーズにいく場合とそうでない場合の違いが少しずつわかってきた。
スケジュールの見積もりが甘いとプロジェクトは遅れる
プロジェクトが遅れる場合の大きな原因の1つはスケジュールの見積もりが甘いことだ。
「これは大体2週間で終わるだろう。」
と想定していたタスクが全然終わらず、3週間、4週間とずれこんでいく。
こういうことがプロジェクトの中で頻繁に起きたら、絶対に当初の予定では進まない。
約束していたスケジュールを大きく過ぎれば、そのプロジェクトは炎上する。
見積もりが甘くなる1つの原因として、トラブルが発生した場合のことやうまくいかない場合の調整期間を考慮していないことが多い。
全てが順調に言った場合の見積もり日数で考えてしまっているのだ。
それでは何かトラブルがあった場合に必ずスケジュールが遅れる。
想定外の事態が発生する可能性をスケジュールに組み込んでおく
プロジェクトにおいてすべてが順調にいくことなど、そんなにない。
だから、スケジュールにはうまくいかない事態が発生した場合の調整期間を組み込んでおく必要があるのだ。
仮にすべて順調に進んだら、その分、他のタスクを前倒しすればいいだけだ。
想定外の発生可能性をスケジュールに組み込んでおく。
これがプロジェクトを進めるうえで結構重要だ。